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自助グループ

幾度となく、自助グループの話がこのホームページにも出てくる。

 

私も自助グループに大きく助けられた。

同じ経験をした者でしかわかり得ない気持ちや考え方がたくさんあり、

ちょっとした会話をしているだけでも心が癒され整えられていった。

時間が1年以上経過すると、すでに周囲の人は過去扱いの中、まだまだ

苦しい話をできる場所は他にはあまりないだろう。

 

 

この自助グループはしかし、都会にしかないかもしれない。

また運営のビジョンややり方がしっかりしていないと、逆に近くて期待する分

傷つけられることもある。

ここで藁をもすがる想いで来たのに、傷つけられるとダメージが大きいのではと

思う。

 

自助グループは玉石混交である。また合う合わないもあるだろう。

自分に合うグループが見つけられて一生の支えのヒントや友に出会えるようなことに

なればいいと、心から思う。

何度か参加してみることはおすすめする。ルールのしっかりしているところと

年代が近いところを選んで。20代だとなかなか見つけにくいかもしれないが。

 

再婚を目的にした若年層伴侶死別の会みたいなものもある。

それを目的にした会があることはなんら問題はないし、

そういうことを強く会が謳っているのなら、個人の選択の自由であろう。

少しでも明るい未来が開けるかもしれない。

しかし、そういう会の中には、ある部分で癒す会や仲間の会と誤解を与える見え方をさせている

ところがある。わざと隠しているようにさえ思える。首元まで会の名前が出てくる。

 

若い女性の伴侶死別の方で、心の傷の癒しや藁をも掴む思いで

自助グループに参加したいのであれば、こういうタイプの会は傷つくこと必至だと

思う。

あの想いを経た人達なのに、苦しみを知ってるはずなのにと考えると、私は彼らは卑劣だなとさえ思う。

苦しみで未来を閉じている心境の人に、下心おじさんが、死別直近の難しい苦しみをそっちのけで群がるというのはどうも無理がある。

先輩としての支えの言葉や力があればいいけれど、そういうことができる人達には、そんな言葉や

力は期待できないだろう。同じ経験者なのに、つけ込むことを考えてるようでは。

苦しむ人の心をこじ開けた先には、複雑な未整理の生傷があるのに。

 

コツはホームページをくまなく見ることだろう。

あなたにとって、どこかが引っ掛かるような部分があるホームページは繊細な

心配りが現実でもできない会であると言えるだろう。ホームページがきちんとしてるからと言って、逆は真なりとまでは言えないけれど。